福島復興はまだ終わっていない

最終更新日 2024年4月19日 by portclea

「福島復興の現状について詳しく知りたい」
「現在の福島が直面している問題って何?」
「株式会社アトックスなどの企業が取り組むべき問題は?」

2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災は、宮城県と岩手県、そして福島県に甚大な被害をもたらしました。
最大震度7の地震が発生しましたが、巨大な津波によって多くの建物が流されてしまいましたし、死者も1万5900名で現在も見つかっていない人が2500名以上もいます。
毎年3月11日が近づくとニュースや情報番組で特集が組まれているため、どのくらいの被害があったのか知っている方が多いはずです。

<参考>アトックスの仕事内容

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地震だけであれば死者はほとんど出なかった

東北地方の太平洋側では過去に何度も大きな地震が発生しているので、地震の対策はかなり講じられていました。
地震だけであれば死者はほとんど出なかったはずです。
海に面している都道府県は津波対策もしっかり講じる必要がある教訓を得ました。
あれから11年以上も経過して、岩手県と宮城県の復興は終わりに近づいていることは間違いないです。
しかし、福島復興はエリアによって大きく差が生じている現状があります。
その原因は福島第一原発事故の影響です。
原発事故の影響で危険区域に指定された自治体に簡単に入ることができませんでしたし、他のところで新しい生活をスタートさせる人が多いことで、復興が後回しになってしまいました。

福島第一原発で使用した処理水を福島県沖に流す計画が進められている

若い世代は子どもへの影響も考えて、安全なところで生活することにしたケースがほとんどです。
なかなか家に帰ることができなくて、地震からほとんど手つかずの状態だった家がたくさんあります。
3県を同じようにマスコミでは報じていますが、福島は別の視点から見なければいけないことが多くあるはずです。
福島第一原発で使用した処理水を福島県沖に流す計画が進められています。
これによって再度風評被害が発生して、水産業に支障が出てしまうことが予測されています。
処理水を貯めておくことところに限界があるため、海に流すことは仕方ないです。
処理水を流すことは他国でも行っていることなので、中国や韓国の反対は言いがかりに近いと言えます。

形だけの説明会を開催して終わりにしてしまっている

ただ、福島県の人たちなど日本で生活している人たちに対して、政府が丁寧な説明をしてきたのかといったら疑問が残ります。
形だけの説明会を開催して終わりにしてしまっているので、そこで生活している人たちに納得してもらえるように根気強くコミュニケーションを取っておくことが必要です。
最初は理解してもらえないかもしれませんが、何度も通って説明していけば納得してくれる人が増えていくと思われます。
地元の意見を無視して勝手に進めてしまうことは許されません。
福島第一原発事故は政府と東京電力の怠慢が原因だったので、もっと真摯に向き合うことが重要です。

福島復興が遅れた原因

福島復興が遅れた原因は、瓦礫処理で他県が協力してくれなくて、なかなかスタートラインに立つことができなかったことも挙げられます。
岩手と宮城の瓦礫処理は他の県が積極的に協力してくれましたが、福島は原発事故が起こったので住民から反対意見が多数出ていました。
放射性物質が処理されているのにも関わらず、住民団体などから反対意見が出て、協力できなかった自治体が多数あるみたいです。
名前は出しませんが当時原発問題に関して積極的に発言していて、現在国会議員として活動している人がいます。
福島の瓦礫処理を根拠のない情報を多く発信したことで、風評被害が増してしまいました。
国会議員になっても福島原発の問題に取り組むのかと思いましたが、現在はほとんど発言していません。

風評被害をたれ流しただけで福島復興の邪魔をしていた

結局自分をアピールするのに原発事故の問題が使われていただけで、本気で取り組みたい問題ではなかったことを意味します。
風評被害をたれ流しただけで、福島復興の邪魔をしていたと言えます。
こういう人が国会議員に慣れるわけなので、国が良い方向に進むわけがないです。
日本は地震大国なので、どこで大きな地震が発生しても不思議ではない状況になります。
今後は南海トラフ大地震や首都直下地震が発生するリスクが高いです。
地震に備えることも大事ですが、津波被害へ対応することも欠かせないです。
特に原発は海の近くに作られているので、巨大津波の被害に遭うことが十分に考えられます。

電源設備が喪失して冷却できない事態が生じることを避けるための対策が必要

福島第一原発のように、電源設備が喪失して冷却できない事態が生じることを避けるための対策が必要です。
何かが起こってからでは遅いことを認識で、早急な対策が求められます。
福島復興を見ていれば分かりますが、原発事故が起きてしまえば、そこに住んでいる人たちの生活や人生を大きく変えてしまいます。
11年以上も経過しているのに、福島復興が終わりが見えていない現実があることを考えると、中途半端な対策で進めてしまうのはナンセンスです。
私も宮城県に住んでいて津波の被害を受けましたが、元通りの生活ができています。
福島に住んでいる人は本当に大変な思いをしていると感じています。

まとめ

3月11日が近くなってからテレビで取り上げるのではなく、日頃から福島などの状況を発信していくことが大事だと思われます。